夏祭りの太鼓の音が街のいたる場所で聞こえ始める頃、
デザイン科では制作合宿の準備が始まります。
昨年は7月の第4週目。各コースごとに課題を設け(課題発表は当日)、
いくつかのチームで4日間みっちりと制作に没頭しました。
グラフィックデザインコースは浄法寺漆の海外販売プロデュースを。
アニメマンガコースは学校紹介漫画とアニメーションを合作で。
CGクリエイトコースは絵本のアニーメーション化とPV撮影、合宿のドキュメントムービー。
建築インテリアコースは実店舗のレイアウトデザインを。
デジタルサウンドコースはCD音源の収録、編集。
それぞれが全学年合同で協力しながら、
今まで勉強してきたことをアウトプットしていきました。
最終日にはプレゼンを行い、3日間で考えたことや出来たこと、
もっとこうすれば良かったことなどを発表しました。
誰かに見せたり発表することで、新たな発見や反省も出てきたようです。
合宿の最後は学科全体で野外炊飯を行い、それぞれの労をねぎらいます。
ずっと頑張っていた顔がすぐにいつもの学生の顔に戻っていました。
制作3日間、発表1日と短い中での制作合宿ですが、
協力をして作ることやスピード感を意識しながら制作することは
学生のみんなにとって非常に大きな勉強となりました。
自らの考え得る範囲で考えるのも大事ですが、
時に大きくはみだす意見などを出し合いながら、
自分以外の考えを聞き、視界、視野、視座を高めることも大切なんだなと改めて感じます。
今年の制作合宿は、おそらく梅雨明け前の7月19日から。
デザイン科のブログへお越しいただきありがとうございました。
今年も終わった後はみんな少しだけ、大人の顔になっているんだろうな。