

映画やアニメ、ゲームの中に登場するキャラクターや背景。建物が完成する前に、その姿をリアルに表現した建築パース。文字や図形がテンポよく動く映像広告——。
私たちが目にするさまざまなコンテンツに、3DCGの技術が使われています。
その3DCGの技術を使い、キャラクターや背景、映像などのさまざまなコンテンツを形にしていくのが3DCGクリエイターという職業です。
「具体的にどんな仕事をするの?」
「未経験でも目指せる?」
「どんな分野で活躍できるの?」
3DCGの仕事に興味はあっても、職種の違いや目指し方が分からず、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、3DCGクリエイターの仕事内容や目指せる職種、必要なスキル、なり方について、高校生や保護者の方に向けてわかりやすく解説します。ぜひ最後まで読んでみてください🔍✨

3DCGクリエイターとは、3DCGの技術を使って、キャラクターや背景、建物、映像などを制作する仕事に関わる方々の総称です。
3DCG制作にはさまざまな工程があり、担当する工程や制作物によって職種が分かれます。
たとえば、キャラクターや背景の形をつくる「モデラー」、キャラクターなどに動きをつける「3DCGアニメーター」、映像全体を幅広く制作する「3DCGゼネラリスト」などです。企業や制作現場によって、職種名や担当する仕事の範囲は異なります。一人が複数の工程を担当する場合もあれば、それぞれの工程を専門職が分担する場合もあります。
3DCGに興味がある方は、まずどのような分野で活用されているのかを知ることから始めてみましょう。ゲームやアニメだけではない、3DCGの活躍の場を紹介します!
2DCGは、縦と横の二つの方向で表現する平面的なグラフィックスです。イラストやゲーム画面、Webサイトの画像など、さまざまな場面で使われています。
一方、3DCGは、縦・横に奥行きを加えた立体的なグラフィックスです。制作したモデルを別の角度から見たり、光の当たり方を変えたり、動きをつけたりできます。

3DCGというと、まずはゲームやアニメを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、3DCGが使われる分野は多岐にわたります。
3DCGに興味があるという方は、まずどのような仕事があるのかを知ることから始めてみましょう。ここからは、3DCGに関わるさまざまな職種を紹介します!
キャラクターや背景、アイテム、乗り物、エフェクトなどの部分に3DCGが使われていることも多いです。キャラクターの形をつくるだけでなく、ゲームの世界観に合った質感や動きを加えたりと、さまざまな工夫がされています。
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3DCGは、アニメーションや映画のキャラクター、背景、乗り物、実写では撮影が難しい場面などにも使われています。作品によっては全編を3DCGで制作する場合もあれば、2Dアニメーションや実写映像の一部に3DCGを組み合わせる場合もあります。
テレビCMやWeb広告、ミュージックビデオ、企業のPR動画などにも3DCGが活用されています。実在しない空間を表現したり、商品の仕組みを立体的に見せたりすることで、映像の印象や分かりやすさを高めます。
⭐️ 映像制作全体の仕事については、映像クリエイターの記事でも詳しく紹介しています。
【映像クリエイターとは?仕事内容・なり方をわかりやすく解説】
建物が完成する前に、外観や室内のイメージを立体的に表現する「建築CGパース」にも、3DCGの技術が使われています。図面だけでは伝わりにくい空間の広さや素材の質感、光の入り方などを視覚的に伝えられることが特徴です。
商品の完成イメージや構造を分かりやすく伝えるためにも、3DCGが使われることも。実物を撮影する前にイメージを確認したり、通常の撮影では見せにくい角度から表現したりすることができます。
このように、3DCGの技術はエンターテインメントだけでなく、建築や広告、商品紹介など、幅広い分野で活用されています。

3DCG制作では、担当する工程や制作するものによって、さまざまな職種に分かれます。「キャラクターをつくりたい」「背景や建物を表現したい」「映像に動きをつけたい」など、3DCGの世界には自分の「好き」を生かせるさまざまな仕事があります。ここからは、代表的な職種を紹介します。
背景モデラーは、ゲームやアニメ、映像などに登場する建物、自然、室内、小道具などを制作する仕事です。
作品の舞台となる空間をつくり、世界観を視覚的に表現します。同じ建物でも、現代の街、歴史のある城、未来の都市…など、作品によって形や素材は大きく異なります。資料を集めて構造や質感を調べ、作品の設定に合った空間を細部までつくり込む力が求められます。
キャラクターモデラーは、設定画やイラストをもとに、人物や動物、モンスターなどといったキャラクターを立体的に制作する仕事です。
顔や体の形だけでなく、髪、服、装飾品などもつくり、キャラクターの個性を3DCGで表現します。完成したキャラクターはゲームや映像の中でさまざまな角度から映り、実際に動きます。イラストに描かれたキャラクターを、画面の中で生きているような存在へ仕上げていく仕事です。
3DCGアニメーターは、キャラクターや物体に動きをつける仕事です。
歩く、走る、話すといった基本的な動きに加え、表情やしぐさを調整し、キャラクターの感情や性格を表現します。人や動物の動きをよく観察しながら、キャラクターに感情や個性を吹き込む仕事です。
建築CGデザイナーは、建物の図面などをもとに、完成後の外観や室内を3DCGで表現する仕事です。
建物の形だけでなく、壁や床の素材、家具、照明、窓から入る光なども設定し、完成後の空間をイメージしやすくします。住宅や店舗、公共施設など、建築やインテリアに興味がある方にもつながる仕事です。
3DCGゼネラリストは、モデリング、質感設定、アニメーション、ライティング、レンダリングなど、3DCG制作のさまざまな工程を幅広く担当する仕事です。
制作全体の流れを理解しているため、複数の工程をつなぐ役割を担ったり、チームの状況に合わせて作業を補ったりできることも強みです。
幅広い技術を使って作品を完成まで形にしたい人や、さまざまな表現に挑戦したい人に向いています。多くの工程を経験するなかで、自分の得意分野を見つけ、さらに専門性を深めていくこともできます。
モーショングラフィックスアーティストは、文字や図形、ロゴ、イラスト、3DCGなどに動きをつけ、情報やイメージを印象的な映像として伝える仕事です。
たとえば、企業や商品の紹介動画、Web広告、テレビ番組のタイトル、ライブやイベントの映像などを制作します。静止したロゴが立体的に現れたり、音楽に合わせて文字や図形がテンポよく動いたりする表現も、モーショングラフィックスの一つです。
💬 興味のあることから仕事を考えてみよう
・建物や世界観をつくりたい:背景モデラー
・オリジナルキャラクターを立体化したい:キャラクターモデラー
・キャラクターに命を吹き込みたい:3DCGアニメーター
・建築やインテリアをリアルに表現したい:建築CGデザイナー
・3DCG制作の幅広い工程に関わりたい:3DCGゼネラリスト
・文字や図形を使った印象的な映像をつくりたい:モーショングラフィックスアーティスト
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「絵を描くのが得意でなければ目指せないのかな…?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、3DCG制作にはさまざまな工程があります。次のようなことに興味がある人は、3DCGの仕事に向いている可能性があります。
・ゲームやアニメ、映像の世界観が好きな人
・キャラクターや建物を立体的につくってみたい人
・パソコンを使ったものづくりに興味がある人
・細かな部分を調整する作業を楽しめる人
・人や物の形、動きを観察することが好きな人
・新しいソフトや技術を学ぶことに興味がある人
・チームで一つの作品を完成させたい人
3DCG制作を始めるときに大切なのは、最初から高度な技術を持っていることではありません。「キャラクターを立体にしてみたい」「自分が考えた世界を形にしたい」という興味が、学び始めるきっかけになります。基本的な操作から一つずつ身につけ、作品制作と改善を重ねながら、自分らしい表現を広げていきましょう。
3DCGの技術は、ゲームやアニメ、映画だけでなく、Web広告、建築、商品紹介、VR・ARなど、さまざまな分野で活用されています。実物では表現しにくい世界を生み出したり、完成前の建物や商品を分かりやすく見せたりできることから、3DCGクリエイターが力を発揮できる場面は広がっています。
近年は、制作ソフトの進化に加え、AIを活用してアイデアを広げたり、作業の一部を効率化したりする技術も登場しています。しかし、ツールを操作するだけで魅力的な作品が完成するわけではありません。「誰に、何を伝えたいのか」「どのような形や動きなら、キャラクターや商品の魅力が伝わるのか」を考え、表現として仕上げる力は、3DCGクリエイターの大切な役割です。
新しい技術を学びながら、自分の発想や表現に取り入れられる人は、ゲーム・映像・建築などの枠を越えて、活躍の可能性を広げていけるでしょう。
それぞれの特徴を整理してみましょう!
動画教材や書籍、オンライン講座などを活用し、自分で3DCG制作を学ぶ方法です。自分のペースで始められる一方、操作につまずいたときに相談できる相手が見つかりにくいことや、学習内容を自分で組み立てる必要があります。作品制作を継続するための計画性も必要です。
大学の芸術・デザイン・映像・情報系の学部などで、3DCGに関係する分野を学ぶ方法です。3DCG制作に加え、幅広い教養や理論、研究などに取り組めることが特徴です。大学によって授業内容が異なるため、3DCGの実習や作品制作がどの程度あるかを確認しましょう。
3DCG制作に必要な知識や技術を、実習を通して体系的に学ぶ方法です。モデリングやアニメーションなどの制作を経験しながら、作品を増やし、ポートフォリオの完成を目指します。同じ分野を学ぶ仲間とのチーム制作や、先生から直接アドバイスを受けられることも特徴です。どの方法が合うかは、学びたい内容や期間、費用、将来の目標によって異なります。それぞれの特徴を比べ、自分に合った環境を選びましょう。
3DCGを学べる学校を選ぶときは、学校名や学科名だけでなく、入学後にどのような経験ができるかを確認することが大切です。
・3DCGの制作工程を幅広く学べるか
・自分が興味を持つ職種につながる授業があるか
・制作に必要なパソコンやソフトを使える環境があるか
・チーム制作や実践的な課題を経験できるか
・ポートフォリオの指導、就職活動について相談できるか
オープンキャンパスでは、Webサイトやパンフレットだけでは分からない授業の雰囲気や制作環境も確認できます。学生作品を見たり、体験授業に参加したりしながら、自分が学ぶ姿をイメージしてみましょう。
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MCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校(通称:モリジョビ)では、3DCGの知識や技術を、作品制作を通して実践的に学べる環境を用意しています。
3DCGの仕事に興味があっても、入学前から目指す職種を一つに決めている人ばかりではありません。
モリジョビでは、自分の興味や将来の目標に合わせて履修科目を選べる「科目選択制カリキュラム」を導入しています。さまざまな学びを経験しながら、自分の得意なことや夢中になれる分野を見つけることができます。
3DCGの技術は、専用ソフトの操作方法を覚えるだけで身につくものではありません。
実際にキャラクターや背景などを制作し、試行錯誤を重ねることで、形の捉え方や表現方法への理解を深めます。完成した作品は、自分の成長を振り返る材料になるだけでなく、就職活動でスキルを伝えるポートフォリオにもつながります。
3DCG制作というと、一人でパソコンに向かって黙々と作業するイメージがあるかもしれません。しかし、実際の制作現場では、それぞれの担当者が役割を分担し、チームで作品を完成させるのが基本です。
モリジョビでも、学生同士で役割を決め、アイデアや進み具合を共有しながら作品を制作することも。自分の担当作業だけを進めるのではなく、ほかのメンバーの意見を聞いたり、作品全体に合わせて修正したりすることも大切です。チーム制作を通して、3DCGの技術だけでなく、相手に自分の考えを伝える力、スケジュールを意識して取り組む力、周囲と協力して課題を解決する力も身につけます。個人制作とは異なる難しさや達成感も経験しながら、将来の制作現場につながる実践力を養います。
モリジョビでは、企業や自治体と連携したプロジェクトにも取り組んでいます。相手の希望や目的を聞き、チームで考え、作品として形にしていくことで、実際の仕事を意識した制作の流れを経験します。

企業連携で制作した作品
3DCG分野の就職活動では、自分が制作した作品を通して、技術や得意分野を伝えることが大切になることも。モリジョビでは、教員やキャリアセンターが連携し、ポートフォリオづくりや企業研究、応募書類、面接など、一人ひとりの進路に合わせた就職活動をサポートします。
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モリジョビで実際に学んだ先輩に、学校生活や授業の感想を聞いてみました!
💬 先輩Aさん(入学前は完全未経験)
入学前、VtuberやCGに興味があったので、この分野を選択しました。専用ソフトを使用したモデリングや実写合成を学んでいます。授業や実習などを通して、キャラクターのモデリングや映画のような実写合成の技術が身につきました。
オープンキャンパスや個別相談などで気になりやすい疑問について紹介します。
未経験から3DCGを学び始める人もいます。最初は基本的な操作や形のつくり方から学び、簡単な作品の制作を重ねながら、少しずつできることを増やしていきます。「自分に向いているかな…」と不安になる方は、オープンキャンパスの体験授業に参加し、実際の操作や授業の進め方を確認してみましょう。
必ず取得しなければならない資格があるわけではありません。就職活動では、制作ソフトを扱う力や、作品をまとめたポートフォリオなどを通して、自分のスキルを伝えることが大切です。
ゲームやアニメ、映画、建築物など、興味のある作品をよく観察してみましょう。「なぜこのキャラクターは魅力的に見えるのか」「どこから光が当たっているのか」など、気づいたことを考える習慣は3DCG制作にも役立ちます。興味があれば、初心者向けの3DCGソフトに触れてみるのもよいでしょう。
在学中に制作した作品は、自分の技術や得意分野を伝えるポートフォリオとして活用できます。完成作品だけでなく、制作の目的や担当した工程、工夫した点などを整理して伝えることが大切です。
大学では、幅広い教養や理論、研究などを含めて学べることが特徴です。専門学校では、希望する仕事に関係する知識や技術を中心に、実習や作品制作を通して学ぶ傾向があります。どちらが合うかは、学びたい内容や期間、将来の目標によって異なります。学校ごとのカリキュラムや制作環境を比較して選びましょう。
3DCGクリエイターとは、3DCGの技術を使って、キャラクターや背景、建物、映像などを制作する仕事に関わる人の総称です。
その仕事は一つではなく、モデリングやアニメーションなどの工程、制作する作品によって、さまざまな職種に分かれています。まずは実際に3DCG制作を体験し、自分が楽しいと感じる工程や、つくってみたい作品を見つけることが大切です。
モリジョビでは、3DCGをはじめとするクリエイティブ分野の体験授業を行うオープンキャンパスを開催しています。「自分にもつくれるかな?」「キャラクターや背景はどうやって立体にするの?」と気になっている人も、実際の制作に触れてみませんか?
先生や在校生がサポートしますので、初めての人も気軽に参加してください。3DCGで自分のアイデアを形にする、最初の一歩を踏み出してみましょう!
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